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オランダのバラ事情

投稿日時 2012/06/16(土) 11:08
Cチャンネルの網蔵です。
 
私は、4月からオランダのフェンローで行われている
フロリアード2012に調査研修生として参加しています。
日々、日本国ブース展示やコンテスト出品のお手伝いをさせて頂きながら
花き産業の調査活動も行っています。
 
今回は、バラ担当として、オランダのバラ事情をお伝えします。
 
オランダの花屋を訪れると、オランダ国内で生産されたバラは非常に少なく
ほとんどが、ケニアやエチオピアを中心としたアフリカ産、若しくは、
エクアドルやコロンビアなどの物が多いように思います。
 
 
これら輸入品の入荷に対して、オランダ国内のバラ生産量は年々減少を続けています。
かつては品質の低かった輸入品も、オランダからの技術導入により品質が向上し
市場側としても、輸入品を積極的に販売するようになってからは、
急激に増加の一途を辿りました。
産地表示はほとんどせずに販売するオランダでは、
輸入品に対する消費者の抵抗が日本よりも少なく、
急激に輸入品が増えた事は、当然の流れだったのかもしれません。
現在、国内産として生産されるのは、長期輸送に向かない白バラと、
年間の販売の安定する赤バラが大半を占めるのが現状です。
 
オランダでは、輸入品に対する国内生産者の対抗策として、
ローズブラントという組合が組織されていました。
ヨーロッパを代表するオランダの画家であるレンブラントとブランドを
かけて作られたブランド名です。
 
 
 
ローズブラントの組合に入れる条件はただ一つ、オランダ人であるという事です。
これはつまり、国産品という事をブランド化している訳です。
ローズブラントは、小売店に向けて、仲卸でプロモーション活動を行うだけでなく
ブランドを一般消費者に浸透させる為に、
レンブラントの顔が付いたシールを出荷物のスリーブに貼り付けています。
そのシールのリンクを開けば、バラの管理方法、
品種詳細情報、生産者情報まで見る事が出来ます。
 
 
 
輸入品に揉まれながら、厳しい環境でも逞しく経営を続けるオランダの
国内出荷者の手法からはまだまだ学べる事が多くありそうです。
 
 
切花チーム 網蔵
 
 
 
 
 
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