今月のDialog Vol.166は、高知県 JA高知市 三里園芸部花卉部会

『世界に羽ばたくグロリオサ』特集です。

1年で約350万本出荷があり、国内70%以上のシェアを誇る。

三里園芸部花卉部会のグロリオサは、品質、生産量ともに日本一。

代表品種はミサトレッド。JA高知市三里支所が赤い大輪を目指して選抜を繰り返した至極の品種で平成5年に出荷開始した。フロリアードでゴールドクラス。インターナショナルフラワートレードショーで日本初のグランプリ獲得など、世界一の花として海外からも広く注目されるようになった。

現在の主力品種は『サザンウィンド』。ミサトレッドとトロピカルレッドを交配して誕生した品種。花と花の間隔が短いので、ミサトレッドよりも重量感がある。

「基本的にグロリオサはメリクロンができません。新しい品種ができたとしても、出荷できるようになるまで10年くらいかかります。」と、産地を支え続けて来たベテラン生産者の中嶋義幸さん。

現在生産者は35戸。手間を惜しまず高品質を守り抜く。国内はもとより、海外に向けて三里ブランドの素晴らしさを発信していく。