> あ行
アーティチョーク
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送される事が多いが、水上りは良いので空切りで良い。輸送時間が長く水下がりがひどい時は湯揚げすると良い。湯揚げ時間は30秒程度。水揚げ後の管理
キク科チョウセンアザミ属であることから、水揚げ後の処理はアザミと類似する。水が汚れやすく、茎のヌメリも早く発生するので、切花栄養剤の使用は必須だが、出来れば抗菌剤も併用すると良い。蕾は食用とされるが、花店に出回る花は農薬などトレーサビリティーがはっきりしないケースが多いので食用としては不向き。

アイリス
花の特徴・水揚げのポイント
蕾が固い状態で出荷されても開花率が高いことから、最近では輸入も増えている。産地でSTS処理をすると日持ちが伸びる事がわかっているが、現状はあまりされていない。水上りは良いが温度が低すぎる冷水だと上がりにくい場合がある。水揚げは空切りで良いが、葉の間に土が入っていると水が汚れて水下がりの原因になる。切り戻した際の樹液のヌメリが多い場合も水上りを阻害する場合があるので、ヌメリが多い時は布などでふき取る。水揚げ後の管理
球根用の切花栄養剤がお薦め。ユリなどと兼用の商品だが、日持ちも伸びて開花率も高まる。切り前が早すぎて咲きにくい場合は、外額の2枚を軽く開き開花を助けると良い。水が下がると茎の途中から折れ曲がるが、早い段階で水替えと切戻しをすれば復活する。シッカリ水が上がれば5度前後の低温で保管しても構わない。
アガパンサス
花の特徴・水揚げのポイント
生け花のお生花花材として葉付きで出回る事も多い。エチレンの影響を受けやすく、花落ちする場合もあるので仕入れ時に軽く振って落花を確認する。産地でのSTS処理で花落ちを抑え日持ちが延長することがわかっている。水上りは非常に良いので、空切りで上がる。水揚げ後の管理
切花栄養剤を使用する事で花持ちが延長する。球根系専用の切花栄養剤がお薦め。葉が黄化しやすいが、6BA系のミストを吹きかけると若干抑制できる。エチレンの影響を受けやすいので、蚊取り線香やたばこの煙などは近づけない。保管温度は7度程度の低温でも良い。
アゲラタム
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは悪くないが、乾式輸送が多いのでシッカリ水揚げする為にも湯揚げがお薦め。湯揚げ時間は20秒程度。湯揚げ出来ない場合は水揚げ促進剤の効果も高い。下葉は極力取り、花首が曲がったまま水が上がらないように、新聞などで少しきつめに巻いて花首を真っすぐにしてから水揚げすると良い。水揚げ後の管理
水揚げ後は切花栄養剤を使用すると日持ちが延長する。保管温度は10度程度。低すぎると花が赤っぽくなる事があるので注意。

アジサイ
花の特徴・水揚げのポイント
国産、輸入ともにピック輸送がメインとなり、品質の良い花が多く出回るようになった。まれにピック内の水が汚れていたり、水が無かったりするケースもあるが、その場合は切り戻しを長めにする。水揚げは古来からのミョウバンを使う花店もおおいが、実は非常に効果が高い。ミョウバンは抗菌剤でもあり、水揚げ促進効果もある。新しくアジサイ専用の水揚げ剤も発売されている。こちらも効果は非常に高い。切り戻しはナイフで斜めにカットして中の綿を取るとよりベスト。さらに表皮の皮を剥くと更に良い。水揚げ後の管理
花に見えるのは萼片で装飾花と言い、その部分が観賞用として飾られる。よく見ると白、または青い小さな花を見る事が出来るが、それが非装飾花(両性花、正常花、普通花)であり、本来の花となる。アジサイは非装飾花が咲き終ったころから水が上がりやすくなる。それ以前の切前は水揚がりが悪い場合があるので注意が必要。装飾花はその後緑色化し、クラッシック、アンティークと呼び名もかわる。フレッシュ時期は切花栄養剤がお薦めだが、アンティークの場合は開花に栄養を必要としないので糖入りの切花栄養剤は必要ない。抗菌剤を使用する。


アスター/クジャクソウ
花の特徴・水揚げのポイント
横箱乾式輸送が多く、特にアスターは負の屈地性(重力に逆らって起き上がる)が起きやすい為、花首が曲がりやすい性質がある。その為水揚げする際は、下葉処理した後、新聞などで少しきつめに巻き、空切りした後に湯揚げをする。湯に浸ける時間はアスターや孔雀草で20秒程度。水揚げ後の管理
小さな花を沢山咲かせる為、エネルギーが必要となる。切花栄養剤を使うことで開花率も高く長く楽しめる。夏場は蒸れによるカビが発生しやすいので葉の処理は丁寧に行う。輸送中の呼吸熱により葉の黄化が起きやすくなる。その為他の花よりも早めに箱を開けて熱を開放し作業する。葉に6BA系のミストをかける事で葉の黄化が抑制される。保管温度は5度前後の低めの設定でも良い。

アスチルベ
花の特徴・水揚げのポイント
国産以外に輸入も出回る。乾式輸送されるものは湯揚げするとシッカリ上がる。湯に浸ける時間は10秒程度。湿式輸送の物は空切りで問題ない。アスチルベは糖を好むので、水揚げ後から切花栄養剤を与えると良い。水揚げ後の管理
産地により出荷前に糖を与えた前処理をしている所もあるほどアスチルベは糖を好む。ただし、糖濃度が濃すぎると水上りが悪くなる(水の粘度が固くなる)ので、砂糖を使うのではなく、市販の切花栄養剤を使用する。保管温度が低すぎると水が下がりやすくなるので、15度程度がおすすめ。

アストランティア
花の特徴・水揚げのポイント
以前は乾式輸送が多かったが、最近は湿式輸送も増えた。湿式輸送の場合は空切りで問題ないが、乾式輸送で水下がりが激しい場合は湯揚げすると良い。湯揚げ時間は10秒程度。湯揚げ出来ない場合は水揚げ促進剤を使うのも良い。水揚げ後の管理
バクテリアに弱く水下がりしやすいので切花栄養剤を使用する。無い場合は通常の花よりも少し深水にすると水下がりしにくくなる。ただし、水替えはまめにする。保管温度は低すぎると水下がりしやすいので15度程度が良い。

アネモネ
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多いが、水上りは非常に良いので、通常は空切りで良い。輸送時間が長く、水下がりがひどい時は水揚げ促進剤の使用も効果が高い。水揚げ後の管理
室温により日持ちが大きく変わるので、店頭での陳列はなるべく温度が低い所にする。冷蔵庫があれば10度~15度設定が理想。切花栄養剤の効果も高いので陳列時にも使用すると良い。額の裏側に6BA系のミストを吹きかけると花持ちがさらに良くなる。

アマランサス(ケイトウ)
花の特徴・水揚げのポイント
クルメ系は空切りで良いが、アマランサスやセロシア系は状態をみて湯揚げするとシッカリと上がる。湯揚げは10秒程度で良い。水が上がった後は、湯揚げで変色した部分は必ず切り戻す。水揚げ後の管理
茎が固く水下がりしにくい植物だが、水につかった部分の茎は腐れやすい。店頭でも切花栄養剤を使うか、抗菌剤を使用すると夏場でも茎は腐りにくくなる。保管温度は10度前後が良い。ケイトウ全般に言える事だが、カビがとても発生しやすいので、花同士を密にせず、通気性を良くして陳列、保管する。

アマリリス
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは非常に良く空切りで良い。特に薬剤なども使う必要はない。球根系の植物は球根付近に栄養を蓄えているので、切り戻しは少しだけする。産地により箱の中に藁が入っていることがあるが、アマリリスは茎が割れやすいのでそのクッションの為である。水揚げ後の管理
大輪系は茎が割れやすいので、フローラルフォームに挿す場合は茎をカットする上部分をセロテープで巻いて補強すると、割れずに挿せる。アマリリスはバクテリアの影響も受けにくいので、切花栄養剤も抗菌剤も必要ない。
アリウム
花の特徴・水揚げのポイント
小リン系の丹頂アリウム、大輪系のギガンジウム、いずれの場合もほとんどが乾式輸送されるが、水上りは非常に良いので空切りで良い。水揚げ後の管理
バクテリアの影響も受けにくい花なので、特に切花栄養剤を使用する必要はないが、抗菌剤を使用すると茎のヌメリはつきにくくなる。切花栄養剤を使うと日持ちは伸びるが、使わない場合でも日持ちは非常に長いので、他の花に比べるとその差はわかりにくい。輸送中に花の一部が陥没した状態になるが、茎を竹トンボを飛ばすようにくるくると回転させると遠心力で元に戻る。保管温度は5度前後の低温でも良い。
アルストロメリア
花の特徴・水揚げのポイント
前処理をすることで花弁の落下や葉の黄化を抑え日持ちを伸ばすことが出来るので、前処理をしている産地がお薦めとなる。 単子葉類で水上りは良いので、通常は空切りで良い。輸入など葉も茎もしんなりしている場合は湯揚げするとシッカリ上がる。 アルストロメリアには水揚げ促進剤は薬害が出る場合があるのでお勧めはしない。水揚げ後の管理
栄養を与えると花持ちが良くなるので、店頭での陳列時にも花店用の品質保持剤がお薦め。 お客様にも品質保持剤の使用をお薦めする。保管温度は低めでも構わないが葉が弱いので7度以下は避ける。

アルケミラ
花の特徴・水揚げのポイント
出回り始めは比較的水が上がりにくいが、最盛期の時期は比較的水上りは良くなる。水揚げは湯揚げがもっとも良く、代用として水揚げ促進剤の使用も良い。下葉は少し多めに取り、湯揚げは空切り後20秒程度。促進剤は1秒から2秒程度浸けてすみやかに水に活ける。水揚げ後の管理
バクテリアの影響を受けやすく、自分の樹液の影響も受ける事から、抗菌剤を使用すると良い。廃液で水が汚れやすく、それが原因で水下がりが起きる。活け水が汚れたら切戻しと水替えをする。抗菌剤を使用しても水が汚れる場合は廃液の場合が多く、その場合は水替えがもっとも良い。保管温度は15度程度が良い。


アンスリウム
花の特徴・水揚げのポイント
国産、輸入ともにピック輸送がメインとなり、品質の良い花が多く出回るようになった。ただし、ピックの水が濁っていた場合、茎が腐っているケースもあるので水揚げ時には切り口の変色などもチェックする。ピック内の水が無くなっていたり、ピックが外れていて水下がりがひどい場合は湯揚げすると良い。通常は空切りで十分上がる。水揚げ後の管理
一般的な切花と比べバクテリアの影響は受けにくいが、切花栄養剤を使用する事で花持ちは長くなる。仏炎苞と肉穂花序に6BA系のミストを吹きかけると日持ちは更に伸びる。保管温度は低すぎると仏炎苞が変色する事があるので、15度前後を目安にすると良い。
エキノプシス・エリンジウム
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多いが、葉や花首がシッカリしている場合は空切りや水切りで上がるが、しんなりしている場合は湯揚げするとシッカリ上がる。下葉はなるべく多めに取ると良い。水揚げ後の管理
水につかる茎部分がバクテリアに弱いので、切花栄養剤や抗菌剤を使用すると良い。ルリ玉アザミは花下の茎の形成が遅いので、産地での切り前が早いと頭が垂れる事がある。その場合は少し短めに切り戻し、切花栄養剤と6BA系のミストを吹きかけると良い。エリンジュームの葉に吹きかけても葉の黄化予防になる。
エピデンドラム/オンシジウム
花の特徴・水揚げのポイント
どちらもピック輸送がメインなる。その為水揚げは空切りで良いが、ピック内の水が汚れていたり水が空の場合は花の状態を確認し、水下がりが酷いようであれば湯揚げすると水上りは良くなる。ラン類は酸性の水を使用すると水上りが良くなることから、水揚げ時に抗菌剤を使用すると更に良い。水揚げ後の管理
エチレンの影響を非常に受けやすいため、産地では1MCPと言うエチレン阻害処理を行う。しかしそれも完ぺきではないので、陳列や飾る環境ではエチレンガスを発生するものから遠ざける事を心がける。また特にオンシジュームは自らの樹液で生け水を汚し水揚げが阻害されるので、水の汚れはこまめにチェックする。6BA系のミストを吹きかけると花持ちが良くなる。さらに切花栄養剤を使用すると良い。
エリカ
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いので、空切りで良い。乾式で輸入されるものが多く、葉が落ちるものはすでに弱っているので、仕入れ時に確認する。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果はあまり見られないが、使用する事で水の汚れはしにくくなる。乾燥すると葉落ちが早まるので、葉に霧吹きなどで保水すると良い。
エレムレス
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多いが、水上りは良いので特別薬剤などは必要ない。輸送時間が長い場合など、花がしんなりしていた場合は湯揚げするとシッカリ上がる。湯に浸ける時間は20秒程度で良い。花首が曲がりやすいので、新聞などで先端まで巻いて水揚げすると比較的曲がらずに上がる。水揚げ後の管理
エルムレスの特徴として花の開花が下から上へと進む。終わりかけの花は早めにハサミでカットした方が、上の花の開花率が高くなるし、見た目も良い。切花栄養剤を使用する事でさらに開花率は高まる。
オーニソガラム
花の特徴・水揚げのポイント
品種はそれほど多くなく扱いも同じと考えてよい。単子葉類で切花として出荷される際は葉が無い状態だが水上りは良い。通常は空切りで問題なく水は上がる。水下がりがひどい場合は湯揚げしても良いが、薬害が出る恐れがあるので水揚げ促進剤の使用は避ける。水揚げ後の管理
バクテリアの影響も受けにくく、扱いは楽な花であるが、切花栄養剤を使用する事で花持ちは若干良くなる。額の黄化が進みやすいので、6BA系のミストを額に吹きかけると抑制できる。陳列時は低い温度の方が日持ちするので、キーパーがあればキーパーに陳列すると良い。保管温度は低くても問題なく5度程度の低温でも可能。
オキシペタラム(ブルースター)
花の特徴・水揚げのポイント
ブルースターの名前で出回る事も多いが、海外ではツィーディアと呼ばれる事が多く、属ではルリトウワタとなる。その名前からわかるように、白い樹液がでるが、その樹液が水揚げを阻害するので空切りだけでは水下がりが起きやすくなる。その為、空切りした後、湯揚げか焼揚げするとよい。細胞が弱り樹液が出にくくなる。湯揚げ時間は15秒程度で良い。水揚げ後の管理
乾式輸送すると日持ちが悪くなることから湿式輸送がメインとなるが、花店で切り戻しをした際に樹液がでるので、再度水揚げ作業は必要となる。エチレンの影響を受けやすい花だが、産地でのSTS処理は必須となっているので、飾る際はそれほど意識する必要はない。切花栄養剤の効果が非常に高い花なので、花店の陳列時にも使用し、お客様にもおすすめすると良い。保管温度は低すぎるとアントシアニンがでて花が赤っぽくなるので、10度以上のキーパーがお薦め。

オミナエシ
花の特徴・水揚げのポイント
前処理はされず乾式輸送が多いので、切り戻しをして湯揚げする。湯揚げ時間は20秒程度で良い。水は深水にしてシッカリと水揚げする。水揚げ後の管理
水揚げ後は花店用の切花栄養剤に入れ替えて陳列する。その際の水は浅くても構わない。冷蔵庫で保管する際は7度以下にしないようにする。


オンシジウム/エピデンドラム
花の特徴・水揚げのポイント
どちらもピック輸送がメインなる。その為水揚げは空切りで良いが、ピック内の水が汚れていたり水が空の場合は花の状態を確認し、水下がりが酷いようであれば湯揚げすると水上りは良くなる。ラン類は酸性の水を使用すると水上りが良くなることから、水揚げ時に抗菌剤を使用すると更に良い。水揚げ後の管理
エチレンの影響を非常に受けやすいため、産地では1MCPと言うエチレン阻害処理を行う。しかしそれも完ぺきではないので、陳列や飾る環境ではエチレンガスを発生するものから遠ざける事を心がける。また特にオンシジュームは自らの樹液で生け水を汚し水揚げが阻害されるので、水の汚れはこまめにチェックする。6BA系のミストを吹きかけると花持ちが良くなる。さらに切花栄養剤を使用すると良い。
> か行
カーネーション スタンダード
花の特徴・水揚げのポイント
STSの前処理で格段に日持ちがのびるので、多くの産地では前処理をしているが、国内の一部ではされてない産地もあるようだ。水上りは良い花なので空切りでも問題ないが、国内産は乾式輸送される場合が多く、シッカリと水揚げしたい場合は湯揚げや促進剤を使用するのがお薦め。湯揚げは20秒程度で良い。リパックされた輸入品も、樹液により水が汚れている場合があるので、必ず切り戻しをして促進剤を使用するとより確実に上がる。水揚げ後の管理
栄養を与えると花が大きく色も良くなり、さらに花持ちが長くなるので店頭での陳列時にも花店用の切花栄養剤を使用する。陳列以外での保管温度は5度前後が理想。収穫後4,5日からエチレンの生成量が増え、他の花に影響を与えたり、自らも影響を受けるので、1週間持たない場合は前処理していない産地の可能性がある。お客様にもエチレンガスを出すお線香やたばこの煙、果物の近くは避け、切花栄養剤の使用をお薦めする。

カーネーション スプレイ
花の特徴・水揚げのポイント
STSの前処理で格段に日持ちがのびるので、多くの産地では前処理をしているが、国内の一部ではされてない産地もあるようだ。水上りは良い花なので空切りでも問題ないが、国内産は乾式輸送される場合が多く、シッカリと水揚げしたい場合は湯揚げや促進剤を使用するのがお薦め。湯揚げは20秒程度で良い。リパックされた輸入品も、樹液により水が汚れている場合があるので、必ず切り戻しをして、促進剤を使用するとより確実に上がる。咲かない蕾を取る事で水上りも早く日持ちも長くなる。水揚げ後の管理
栄養を与えると花が大きく色も良くなり、さらに花持ちが長くなるので店頭での陳列時にも花店用の切花栄養剤を使用する。陳列以外での保管温度は5度前後が理想。収穫後4,5日からエチレンの生成量が増え、他の花に影響を与えたり、自らも影響を受けるので、1週間持たない場合は前処理していない産地の可能性がある。お客様にもエチレンガスを出すお線香やたばこの煙、果物の近くは避け、切花栄養剤の使用をお薦めする。

ガーベラ
花の特徴・水揚げのポイント
ガーベラは採花するさいにハサミを使わず引き抜きながら作業する。以前は長さを調節するために切り戻しをして出荷していたが、最近の研究から切戻すことで茎の中心が空洞になると日持ちしない事がわかったので、そのまま出荷される事が多くなった。水揚げ時は空洞にならない程度(1㎝以内)で切り戻し、抗菌剤の水で水揚げする。抗菌剤は市販の花専用やミョウバン(粉末のカリミョウバン)でも良い。ミョウバンを使用する際は、切戻した茎に直接ミョウバンを付着させる。水は深水にせず、暗い所で水を吸い上げさせると、反り返りにくくなる。水揚げ後の管理
ガーベラが日持ちしないと言われる原因の一つがベントネック(茎折れ)である。これはバクテリアにより、水の吸い上げが阻害される事で起きる。そのため生け水は必ず抗菌剤を使用する。反り返りは、傷防止のスリーブをつけっぱなしにすることで起きやすくなるので陳列時には早めに外す。シッカリ水が上がれば生け水は5センチ程度あれば十分。消費者にも切花栄養剤の使用をお薦めし、水が汚れたら切り戻しと水替えをして頂く。上手に飾れば3週間ほどで、タンポポの綿毛の様になって終わる。

カキツバタ
花の特徴・水揚げのポイント
産地でSTS処理をすると日持ちが伸びる事がわかっているが、現状はあまりされていない。水上りは良いが温度が低すぎる冷水だと上がりにくい場合がある。水揚げは空切りで良いが、葉の間に土が入っていると水が汚れて水下がりの原因になる。切り戻した際の樹液のヌメリが多い場合も水上りを阻害する場合があるので、ヌメリが多い時は布などでふき取る。水揚げ後の管理
球根用の切花栄養剤がお薦め。ユリなどと兼用の商品だが、日持ちも伸びて開花率も高まる。切り前が早すぎて咲きにくい場合は、外額の2枚を軽く開き開花を助けると良い。水が下がると茎の途中から折れ曲がるが、早い段階で水替えと切戻しをすれば復活する。シッカリ水が上がれば5度前後の低温で保管しても構わない。
かすみ草
花の特徴・水揚げのポイント
STSの前処理で日持ちが格段に良くなるので、ほぼ100%の産地で処理されている。また水につかない時間が長いと日持ちが悪くなる為、湿式での輸送がメインとなる。その為、水揚げは空切りで切り戻すだけで良い。乾式や輸送中に水が空になっていた場合などは湯揚げや促進剤を使用すると確実に上がる。湯揚げは20秒程度で良い。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果が高いので、店頭でも糖が入った花店用の切花栄養剤がお薦め。保管温度は5度程度の低温でも問題ない。エチレンの影響を受けやすいのでお線香やたばこの煙、果物には近づけない。お客様には切花栄養剤をお薦めする。

カトレア
花の特徴・水揚げのポイント
ピック輸送がメインとなる。花弁が傷つきやすく、丁寧な扱いが必要となる。茎が短いので切り戻しは少しだけ行い、抗菌剤の水に生ける。酸性の水の方が水上りが良いので、市販の抗菌剤を使用するのがお薦め。水揚げ時に6BA系のミストを吹きかけるとさらいに良い。水揚げ後の管理
花持ちが良い花ではないが、15度程度のキーパーなどで、60%以上の湿度を保つと花持ちは非常に良くなる。乾燥が大敵なので品質保持剤のミスト商品を使用すると効果が高い。カトレアホルダーを使用する場合にも、抗菌剤の使用をお薦めする。


カラー
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送がメインとなるが水上りは非常に良い。その為水揚げは空切りで良い。カラーの様に茎に水分を多く含む植物は湯揚げや焼揚げは無かない。また水揚げ促進剤も薬害が出る恐れがあるのでお勧めしない。水揚げ後の管理
バクテリアの影響も受けにくく糖もあまり必要としない事から、切花栄養剤の効果があまり無いので、カラーに関しては水のみで良い。ただし花持ち(仏炎苞)を良くする為には、6BA系のミストが効果がある事がわかっているので、水揚げ時や販売時に吹きかけると鑑賞日数が伸びる。

カンガルーポー
花の特徴・水揚げのポイント
輸入が多いが国内産も出回るようになった。乾式輸送がメインとなるが、特に輸入の場合水下がりが酷い時がある。その場合は湯揚げがお薦め。ただし、水を与えなかった時間が長すぎる場合は上がらないケースもある。コールドチェーンがされてなく、輸送時間が72時間以上の場合は要注意。水揚げ後の管理
単子葉類で、以前はユリに近い植物とされていたが今はハエモドルム科に分類される。花の日持ちは長いが、茎がバクテリアに弱いので抗菌剤を使用すると良い。低温には弱いので、保管する場合は15度以上の冷蔵庫が良い。
カンパニュラ
花の特徴・水揚げのポイント
湿式輸送も増えているが、乾式の場合は湯揚げが有効。湿式の場合は空切りでも良い。フウリン系は横箱輸送されると、花が潰れて傷がつきやすいので、水揚げ時に内側から軽く押して形を整えると良い。水揚げ後の管理
キキョウ科の植物はエチレンの影響を受けやすいが、産地でSTS処理をしていない場合が多いのでエチレンガスを出す物からは遠ざける。受粉すると自らエチレンガスをだすので、受粉させないように扱いは丁寧にする。切花栄養剤の効果が高く、花店での陳列時から使用すると花持ちは良くなる。
ギガンジウム
花の特徴・水揚げのポイント
小リン系の丹頂アリウム、大輪系のギガンジウム、いずれの場合もほとんどが乾式輸送されるが、水上りは非常に良いので空切りで良い。水揚げ後の管理
バクテリアの影響も受けにくい花なので、特に切花栄養剤を使用する必要はないが、抗菌剤を使用すると茎のヌメリはつきにくくなる。切花栄養剤を使うと日持ちは伸びるが、使わない場合でも日持ちは非常に長いので、他の花に比べるとその差はわかりにくい。輸送中に花の一部が陥没した状態になるが、茎を竹トンボを飛ばすようにくるくると回転させると遠心力で元に戻る。保管温度は5度前後の低温でも良い。
キキョウ
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多く、空切りだけでは樹液により水下がりしやすいので、湯揚げ、もしくは焼揚げするとよい。湯揚げ時間は20秒程度。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果が高く、日持ちして発色も良くなる。ただし糖濃度が高いバラ用などを使用すると葉に障害が出やすいので注意が必要。保管温度は低すぎると花弁が赤くなることがあるので、10度以上がお薦め。

菊 小菊
花の特徴・水揚げのポイント
産地での処理はあまりされていないが、葉の黄化を抑える薬剤や出荷前に箱内の温度を下げるなどする予冷を行うことで品質保持が可能となる。水揚げは湯揚げがもっともお薦め。産地が近く鮮度が良い場合は空切りや折るだけでも水は上がる。湯揚げ時間は20秒~40秒で良い。下葉は出来るだけ落とした方が水上りは良くなる。促進剤や酸性系の抗菌剤でも水上りは良くなるのでお勧め。水揚げ後の管理
水だけでも問題なく咲くし花持ちも良いのが菊の特徴だが、栄養剤を使用することで発色も良く花が大きくなるので、店頭では花店用の切花栄養剤を使用するのもおすすめ。保管温度は5度前後の低めで問題ない。箱のまま保管すると呼吸熱で開花が進むので、水揚げして保管する方が良い。切花栄養剤の効果が大きいのでお客様には是非お勧めしてほしいが、糖濃度が高い物は葉に薬害が出やすいので、バラ用などは控える。

菊 サンティニ
花の特徴・水揚げのポイント
産地での処理はあまりされていないが、葉の黄化を抑える薬剤や出荷前に箱内の温度を下げるなどする予冷を行うことで品質保持が可能となる。輸入は予冷が行われているが、輸送中に呼吸熱が高まると箱内の温度が上昇し、葉が黄化したり黒く変色する場合がある。水揚げは湯揚げがもっともお薦め。湯揚げ時間は20秒~40秒で良い。下葉は出来るだけ落とした方が水上りは良くなる。促進剤や酸性系の抗菌剤でも水上りは良くなるのでお勧め。水揚げ後の管理
水だけでも問題なく咲くし花持ちも良いのが菊の特徴だが、栄養剤を使用することで発色も良く花が大きくなるので、店頭では花店用の切花栄養剤を使用するのもおすすめ。保管温度は5度前後の低めで問題ない。箱のまま保管すると呼吸熱で開花が進むので、水揚げして保管する方が良い。切花栄養剤の効果が大きいのでお客様には是非お勧めしてほしいが、糖濃度が高い物は葉に薬害が出やすいので、バラ用などは控える。

菊 スプレイ
花の特徴・水揚げのポイント
産地での処理はあまりされていないが、葉の黄化を抑える薬剤や出荷前に箱内の温度を下げるなどする予冷を行うことで品質保持が可能となる。輸入は予冷が行われているが、輸送中に呼吸熱が高まると箱内の温度が上昇し、葉が黄化したり黒く変色する場合がある。水揚げは湯揚げがもっともお薦め。産地が近く鮮度が良い場合は空切りや折るだけでも水は上がる。湯揚げ時間は20秒~40秒で良い。下葉は出来るだけ落とした方が水上りは良くなる。促進剤や酸性系の抗菌剤でも水上りは良くなるのでお勧め。水揚げ後の管理
水だけでも問題なく咲くし花持ちも良いのが菊の特徴だが、栄養剤を使用することで発色も良く花が大きくなるので、店頭では花店用の切花栄養剤を使用するのもおすすめ。保管温度は5度前後の低めで問題ない。箱のまま保管すると呼吸熱で開花が進むので、水揚げして保管する方が良い。切花栄養剤の効果が大きいのでお客様には是非お勧めしてほしいが、糖濃度が高い物は葉に薬害が出やすいので、バラ用などは控える。

菊 スペシャルマム
花の特徴・水揚げのポイント
産地での処理はあまりされていないが、葉の黄化を抑える薬剤や出荷前に箱内の温度を下げるなどする予冷を行うことで品質保持が可能となる。輸入は予冷が行われているが、輸送中に呼吸熱が高まると箱内の温度が上昇し、葉が黄化したり黒く変色する場合がある。水揚げは湯揚げがもっともお薦め。産地が近く鮮度が良い場合は空切りや折るだけでも水は上がる。湯揚げ時間は20秒~40秒でOK。下葉は出来るだけ落とした方が水上りは良くなる。促進剤や酸性系の抗菌剤でも水上りは良くなるのでお勧め。水揚げ後の管理
水だけでも問題なく咲くし花持ちも良いのが菊の特徴だが、栄養剤を使用することで発色も良く花が大きくなるので、店頭では花店用の切花栄養剤を使用するのもおすすめ。保管温度は5度前後の低めで問題ない。箱のまま保管すると呼吸熱で開花が進むので、水揚げして保管する方が良い。切花栄養剤の効果が大きいのでお客様には是非お勧めしてほしいが、糖濃度が高い物は葉に薬害が出やすいので、バラ用などは控える。

菊 ピンポン菊
花の特徴・水揚げのポイント
産地での処理はあまりされていないが、葉の黄化を抑える薬剤や出荷前に箱内の温度を下げるなどする予冷を行うことで品質保持が可能となる。 輸入は予冷が行われているが、輸送中に呼吸熱が高まると箱内の温度が上昇し、葉が黄化したり黒く変色する場合がある。水揚げは湯揚げがもっともお薦め。産地が近く鮮度が良い場合は空切りや折るだけでも水は上がる。湯揚げ時間は20秒~40秒でOK。下葉は出来るだけ落とした方が水上りは良くなる。促進剤や酸性系の抗菌剤でも水上りは良くなるのでお勧め。水揚げ後の管理
水だけでも問題なく咲くし花持ちも良いのが菊の特徴だが、栄養剤を使用することで発色も良く花が大きくなるので、店頭では花店用の切花栄養剤を使用するのもおすすめ。保管温度は5度前後の低めで問題ない。箱のまま保管すると呼吸熱で開花が進むので、水揚げして保管する方が良い。切花栄養剤の効果が大きいのでお客様には是非お勧めしてほしいが、糖濃度が高い物は葉に薬害が出やすいので、バラ用などは控える。

菊 リン菊
花の特徴・水揚げのポイント
産地での処理はあまりされていないが、葉の黄化を抑える薬剤や出荷前に箱内の温度を下げるなどする予冷を行うことで品質保持が可能となる。輸入は予冷が行われているが、輸送中に呼吸熱が高まると箱内の温度が上昇し、葉が黄化したり黒く変色する場合がある。水揚げは湯揚げがもっともお薦め。産地が近く鮮度が良い場合は空切りや折るだけでも水は上がる。湯揚げ時間は20秒~40秒で良い。下葉は出来るだけ落とした方が水上りは良くなる。促進剤や酸性系の抗菌剤でも水上りは良くなるのでお勧め。水揚げ後の管理
水だけでも問題なく咲くし花持ちも良いのが菊の特徴だが、栄養剤を使用することで発色も良く花が大きくなるので、店頭では花店用の切花栄養剤を使用するのもおすすめ。保管温度は5度前後の低めで問題ない。箱のまま保管すると呼吸熱で開花が進むので、水揚げして保管する方が良い。切花栄養剤の効果が大きいのでお客様には是非お勧めしてほしいが、糖濃度が高い物は葉に薬害が出やすいので、バラ用などは控える。ただしバラ用を使用すると葉の障害は出るが花はフルブルームマムになる。

キンギョソウ
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多いが水上りは良い。空切りでも上がるが、時間がかかるので湯揚げがお薦め。不要な下葉は取り、20秒程度湯揚げするとシッカリと上がる。水揚げ促進剤を使用しても良い。水揚げ後の管理
自分の樹液で水上りを阻害するので、水の汚れはまめに確認する。切花栄養剤の効果が高いので花店でも使用すると花持ちが良くなる。葉を多く残し過ぎると水下がりの原因になるので、少し多めに整理する。エチレンの影響を受ける花だが、産地での前処理はあまりされてない事が多いので、エチレンガスを出す物からは遠ざける。保管温度は5度前後の低めても可能。
キンセンカ
花の特徴・水揚げのポイント
茎が短い物が多く比較的水上りは良いが、乾式輸送がメインなので湯揚げするとシッカリ上がる。下葉は極力とり、10秒~20秒程度湯揚げする。水揚げ促進剤の効果も高い。水揚げ後の管理
水だけでも開花率は高いが、切花栄養剤を使用する事で花が大きく花持ちも良くなる。寒さに強いので保管温度は5度程度の低温でも問題ない。
クジャクソウ/アスター
花の特徴・水揚げのポイント
横箱乾式輸送が多く、特にアスターは負の屈地性(重力に逆らって起き上がる)が起きやすい為、花首が曲がりやすい性質がある。その為水揚げする際は、下葉処理した後、新聞などで少しきつめに巻き、空切りした後に湯揚げをする。湯に浸ける時間はアスターや孔雀草で20秒程度。水揚げ後の管理
小さな花を沢山咲かせる為、エネルギーが必要となる。切花栄養剤を使うことで開花率も高く長く楽しめる。夏場は蒸れによるカビが発生しやすいので葉の処理は丁寧に行う。輸送中の呼吸熱により葉の黄化が起きやすくなる。その為他の花よりも早めに箱を開けて熱を開放し作業する。葉に6BA系のミストをかける事で葉の黄化が抑制される。保管温度は5度前後の低めの設定でも良い。

グラジオラス
花の特徴・水揚げのポイント
切花の中でも特に水上りが良い植物なので、空切りで十分上がる。開花を抑えたい場合は、水揚げ時に切り戻しをしないで水に生けると良い。それでもキチンと水は吸い上げる。水揚げ後の管理
開花速度が非常に早く、切花栄養剤を使用しても日持ちはあまり変わらない。バクテリアの影響も受けにくい事から、グラジオラスの場合は水のみで良い。
クリスマスローズ
花の特徴・水揚げのポイント
水上りしにくい植物だが、いくつかのポイントを押さえればシッカリ上がる。空切りした後、茎を十字に割るようにナイフで切れ目を入れる。その後水揚げ促進剤に1秒程度つけて、切花栄養剤に生ける。その際大事なことは必ずぬるま湯を使用する事。出回る時期が冬なので水道水をそのまま使うと冷たすぎて水上りが悪くなる。40度前後のぬるま湯に切花栄養剤を溶かし、そのお水で水揚げするとシッカリ水が上がる。水揚げ後の管理
室温が高いと日持ちしないので、陳列時も極力低い温度を心がける。10度から15度くらいが理想。切花栄養剤の効果が高いので、店頭での陳列時はもちろん、消費者にも切花栄養剤をお薦めする。

クルクマ
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多いが、湿式輸送する事で日持ちが伸びる事がわかっている。水上りは良いので空切りで良い。水揚げ時に6BA系のミストを吹きかけると鑑賞期間は伸びる。水揚げ後の管理
苞を鑑賞する植物なので花には気づきにくいが、苞の中をのぞくとしおれた花が干からびた状態で残っている場合がある。ピンセットなどで取り除くと腐れの予防になる。切花栄養剤の効果があまりないので、生け水は抗菌剤などがお薦め。

グレビレア
花の特徴・水揚げのポイント
ヤマモガシ科の植物の特徴として、花弁を楽しむのではなく、シベや苞葉を鑑賞するところにある。その為通常の切花とちがい、比較的日持ちが長く水揚げも安易である。水揚げは空切りで良い。ただし茎が傷みやすいので、抗菌剤を使用する。水揚げ後の管理
水につからない時間が長いと葉が黒くなりやすいので、仕入れ時に葉の状態をよく見る。黒くなりかけた葉は治らないので、早めに取り除く。活け水は抗菌剤がお薦め。もちろん切花栄養剤でも良い。

クレマチス
花の特徴・水揚げのポイント
最近出回る品種の多くは切花用として選抜されたものなので、比較的水上りが良いが、在来種などは水が上がりにくい場合もある。空切りした後、表皮を削いで、カナヅチなどの固い物で茎を軽く叩いてほぐす。その後水揚げ促進剤に1秒程度浸けてからぬるま湯に生ける。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果が高いので、水揚げ時から使用するのがお薦め。そうすることで水下がりしにくくなる。消費者にも切花栄養剤の使用をお薦めする。室温が低い方が日持ちするので、陳列や保管は15度程度の冷蔵庫(フラワーキーパー)などがお薦め。

クロタネソウ
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多いが水上りは良い。通常は水切りで上がるが、水下がりが目立つ場合は湯揚げや水揚げ促進剤を使用するとシッカリ上がる。水揚げ後の管理
花が終わると花弁が落下するので、販売する際は花を振って花弁が落下しないか確認する。葉の整理を行い、切花栄養剤を使用する事で花持ちは良くなる。
グロリオサ
花の特徴・水揚げのポイント
保水処理されて輸送される事が多いが、乾いた状態で水下がりが見られる場合は湯揚げが有効。通常は空切りで良い。葉が黄化しやすいが、産地で前処理する事で品質を保つことができる。水揚げ時に葉が良い状態の場合は、絡む葉先をハサミでカットする。良くない場合は葉を取り除く。水揚げ後の管理
ユリ科ではあるが、ユリよりも品質保持剤の効果が高く、花持ちが長くなる。花粉はそのままでも取り除いても日持ちに影響はないが、洋服や床を汚すので早めに取り除く。
ケイトウ(アマランサス)
花の特徴・水揚げのポイント
クルメ系は空切りで良いが、アマランサスやセロシア系は状態をみて湯揚げするとシッカリと上がる。湯揚げは10秒程度で良い。水が上がった後は、湯揚げで変色した部分は必ず切り戻す。水揚げ後の管理
茎が固く水下がりしにくい植物だが、水につかった部分の茎は腐れやすい。店頭でも切花栄養剤を使うか、抗菌剤を使用すると夏場でも茎は腐りにくくなる。保管温度は10度前後が良い。ケイトウ全般に言える事だが、カビがとても発生しやすいので、花同士を密にせず、通気性を良くして陳列、保管する。

ケイトウ ウモウケイトウ
花の特徴・水揚げのポイント
産地での処理はあまりされていない。水上りは良い方なので通常は空切りで良い。水下がりが激しい場合は湯揚げや促進剤の使用も良い。ただし促進剤を使用する場合は薬害が出やすいので、つける時間は1秒以内にする。水揚げ後の管理
エチレンの影響も受けにくく比較的長く楽しめる花だが、切花栄養剤を使用するとさらに長く楽しめる。ただし抗菌剤の使用は茎が変色する恐れがあるので、抗菌効果だけの品質保持剤を使用する場合は注意が必要。冷蔵庫の保管温度は低すぎると葉の水下がりがおきるので、7度以上がおすすめ。

ケイトウ クルメケイトウ
花の特徴・水揚げのポイント
産地での処理はあまりされていない。水上りは良い方なので通常は空切りで良い。水下がりが激しい場合は湯揚げや促進剤の使用も良い。ただし促進剤を使用する場合は薬害が出やすいので、つける時間は2秒以内にする。水揚げ後の管理
エチレンの影響も受けにくく比較的長く楽しめる花だが、切花栄養剤を使用するとさらに長く楽しめる。ただし抗菌剤の使用は茎が変色する恐れがあるので、抗菌効果だけの品質保持剤を使用する場合は注意が必要。冷蔵庫の保管温度は低すぎると葉の水下がりがおきるので、8度以上がおすすめ。

コウホネ
花の特徴・水揚げのポイント
多年生の水生植物で、蓮に比べると水上りは良く、水揚げは水切りが良い。輸送時間が長い場合など、水下がりが見られたら、水揚げポンプを使用する。水揚げポンプは生け花用として販売されている。使用する際は、持ち手側についている口を外し、噴射側に取り付けて水がストレートに出る様にセットし、切り口から強制的に水を押し込む。押し込んだ後、すぐに深水にする。ポンプが無い場合は、蛇口にホースを取り付けて水圧をかけるか、保水で使用する手で握るタイプのポンプを使用しても良い。茎に水を目いっぱい入れた後、デンファレなどで使用されているピックに水を一杯に入れ、それを押し込んで圧をかけると更に良い。葉も同じ作業をする。水揚げ促進剤は薬害が起きやすいのでお勧めしない。水揚げ後の管理
蓮と違い、コウホネやスイレンは葉の表面が水を弾かない。また通常の植物は葉の裏に気孔が多くあるが、コウホネは葉の表面に気孔がある。そこで管理で大切な事は、深水にすることと葉の表面にも水をかける事。切花栄養材を使用すると水の動きがしやすくなり、水汚れもしにくくなる。


コスモス
花の特徴・水揚げのポイント
水上りしにくく、水下がりしやすい花。下葉は少し多めに取り、新聞紙などで少しきつめに巻いて、茎の下の方を静かに引っ張り花首を真っすぐにする。その後切り戻しをして、5秒から10秒程度湯揚げし、素早く深水にする。出来れば水揚げ時から切花栄養剤を使用すると良い。水揚げ促進剤も効果があるが、浸ける時間は1秒以内にする。水揚げ後の管理
バクテリアや自らの樹液の影響で水下がりが起きるので、水替えと切戻しは少し早めに行う。その際の水も切花栄養剤が良い。陳列や保管は低温が理想だが、低すぎても良くないので、15度前後を目安にすると良い。

コチア
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多く、水上りは悪くないが下がりやすい特徴がある。水揚げは新聞などでくるみ、切り戻しをした後、10秒程度湯揚げする。その後すみやかに深水にする。水揚げ後の管理
水が非常に汚れやすいので、必ず抗菌剤を使用する。抗菌剤の効果は非常に高く、水下がり抑制にもなる。保管は15度程度の冷蔵庫がお薦め。


さ行
サカキ
花の特徴・水揚げのポイント
産地での前処理はほとんどされていない。入荷したら葉を水で洗うように葉水する。特に輸入品は蒸れている事があるので、冷水で冷やす様に水洗いする。水揚げは空切りで良い。水揚げ後の管理
糖入りの切花栄養剤は必要ないが、水が汚れやすいので抗菌剤を使用する。そうすることで茎のぬめりもなく、長く飾ることができる。保管時も抗菌剤の使用をお薦めする。保管温度は5度前後のストッカーで良いが、葉が乾かないようにビニールなどで覆うと更に良い。

サンダーソニア
花の特徴・水揚げのポイント
極力下葉を取り除いた方が水上りは良くなる。水下がりが激しい場合は湯揚げするとシッカリ上がるが、通常は水切りや空切りでも良い。水揚げ促進剤は葉の障害が出やすいので控える。水揚げ後の管理
花持ちは良い花だが、品質保持剤を使用すると更に良い。低温には弱いので、10度以下にはしない方が良い。ただし、室温よりは冷蔵庫の方が日持ちは非常に良い。糖障害が葉に起きやすいのでバラ用など糖濃度が濃いものは避け、通常の切花栄養剤を使用すると良い。
ジニア
花の特徴・水揚げのポイント
茎が空洞で少し水が上がりにくい。湯揚げでも良いが茎が傷みやすいので、水揚げ促進剤がお薦め。空切りした後、促進剤に1秒程度浸けて、深水にする。水揚げ後の管理
水揚げ促進剤は抗菌効果や糖が入っていないので、水揚げ後は品質保持剤の使用がお薦め。切花栄養剤には水の動きを良くする成分もあるので、水下がりしにくくなる。保管温度は15度程度が良い。
シモツケ
花の特徴・水揚げのポイント
水下がりしやすい植物なので、シッカリと水揚げする。茎を切り戻した後、割を入れる。その後20秒程度湯揚げして、すみやかに水に入れる。その際の水は花専用の抗菌剤が良い。抗菌剤を使用する事で水下がりがしにくくなる。さらに葉に6BA剤を吹きかけると良い。水揚げ後の管理
保管する場合は、抗菌剤の水に活け、葉に6BA剤系ミストを吹きかけ、ビニール袋で覆うと良い。保管する場合は10度前後の冷蔵庫が良い。

シャガ
花の特徴・水揚げのポイント
産地でSTS処理をすると日持ちが伸びる事がわかっているが、現状はあまりされていない。水上りは良いが温度が低すぎる冷水だと上がりにくい場合がある。水揚げは空切りで良いが、葉の間に土が入っていると水が汚れて水下がりの原因になる。切り戻した際の樹液のヌメリが多い場合も水上りを阻害する場合があるので、ヌメリが多い時は布などでふき取る。水揚げ後の管理
球根用の切花栄養剤がお薦め。ユリなどと兼用の商品だが、日持ちも伸びて開花率も高まる。切り前が早すぎて咲きにくい場合は、外額の2枚を軽く開き開花を助けると良い。水が下がると茎の途中から折れ曲がるが、早い段階で水替えと切戻しをすれば復活する。シッカリ水が上がれば5度前後の低温で保管しても構わない。
シャクヤク
花の特徴・水揚げのポイント
開花し始めると一気に咲き、しかも開花日数が比較的短い事から、固い蕾で出荷されるケースが多い。その為咲きにくい品種の場合咲かない事もある。水揚げは30秒程度の湯揚げが最もお薦め。咲きにくい品種は蕾の表面をぬるま湯で湿らせた柔らかい布で軽くふき取ると開花しやすくなる。水揚げ後の管理
シャクヤクは蕾のまま開花せずに終わったり、開花してから散るのが早いといった欠点がある。これらを解消するためには、花店での陳列時から切花栄養剤を使用すると良い。開花率が高まり開花した状態を維持するので、散るのが遅くなる。花も水だけの時より大きく、発色も良くなる。低温で保管すると開花が抑制されるが、長く貯蔵すると咲かずに終わる場合があるので注意が必要。保管温度は5度以上が目安。

ショウブ
花の特徴・水揚げのポイント
産地でSTS処理をすると日持ちが伸びる事がわかっているが、現状はあまりされていない。水上りは良いが温度が低すぎる冷水だと上がりにくい場合がある。水揚げは空切りで良いが、葉の間に土が入っていると水が汚れて水下がりの原因になる。切り戻した際の樹液のヌメリが多い場合も水上りを阻害する場合があるので、ヌメリが多い時は布などでふき取る。水揚げ後の管理
球根用の切花栄養剤がお薦め。ユリなどと兼用の商品だが、日持ちも伸びて開花率も高まる。切り前が早すぎて咲きにくい場合は、外額の2枚を軽く開き開花を助けると良い。水が下がると茎の途中から折れ曲がるが、早い段階で水替えと切戻しをすれば復活する。シッカリ水が上がれば5度前後の低温で保管しても構わない。
ジンジャー
花の特徴・水揚げのポイント
非常に水上りが良く、空切りで良い。花部分に6BA系のミストを吹きかけると鑑賞期間がのびる。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果は薄いが、6BA系のミストの効果が認められているので、水揚げ時に使用すると良い。バクテリアの影響は受けにくいが、抗菌剤を使用するとヌメリはしにくくなる。低温には弱いので、15度以上の冷蔵庫で保管する。

シンビジウム
花の特徴・水揚げのポイント
ピックによる湿式輸送が多い。水上りは良い方だが、ピックの水が空になっていたり水が汚れていた場合は変色した部分は切取り、湯揚げするとシッカリ上がる。また別の方法として、抗菌剤入りのぬるま湯に花すべてを沈める方法も良い。最後に6BA系のミストを吹きかけると日持ちが長くなる。水揚げ後の管理
低温の方が日持ちするが温度が低すぎると障害が出るので、10度以上のキーパーなどで保管すると良い。花店用の切花栄養剤の使用がお薦め。

スイートピー
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは非常に良い花なので、通常は空切りで良いが、輸送時間が長くだらっとしていたら湯揚げするとシッカリ上がる。湯揚げ時間は10秒程度。水揚げ後の管理
糖を与えると日持ちが伸びる植物なので、店頭でも花店用の切花栄養剤を使用する。消費者にも切花栄養剤の使用をお薦めする。低温の方が日持ちは伸びるが、低すぎると花弁が変色するので、15度程度のキーパーがお薦め。

スイセン
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いので空切りで良い。日本水仙は茎の根元の外側(ハカマ)を利用してお花を生けるので、水揚げ時の切り戻しはハカマを短くしないように薄めに切り戻す事。水揚げ後の管理
低温にも強いので、蕾が固い状態なら5度程度の冷蔵庫でも保管は可能だが、花が開きかけている場合は15度程度が良い。切花栄養剤は不要だが、球根用の商品は効果がある。


スイレン
花の特徴・水揚げのポイント
水揚げが難しく、水揚げポンプを使用する。水揚げポンプは生け花用として販売されている。使用する際は、持ち手側についている口を外し、噴射側に取り付けて水がストレートに出る様にセットし、切り口から強制的に水を押し込む。押し込んだ後、すぐに深水にする。ポンプが無い場合は、蛇口にホースを取り付けて水圧をかけるか、保水で使用する手で握るタイプのポンプを使用しても良い。茎に水を目いっぱい入れた後、デンファレなどで使用されているピックに水を一杯に入れ、それを押し込んで圧をかけると更に良い。葉も同じ作業をする。水揚げ後の管理
蓮と違い、スイレンは葉の表面が水を弾かない。また通常の植物は葉の裏に気孔が多くあるが、スイレンは葉の表面に気孔がある。そこで管理で大切な事は、深水にすることと葉の表面にも水をかける事。切花栄養材を使用すると水の動きがしやすくなり、水汚れもしにくくなる。水生植物なので、花店では特に深水と湿度の気を配る。


スカビオサ
花の特徴・水揚げのポイント
横箱で湿式輸送すると花首が曲がる(負の屈地性)ことから、乾式横箱輸送されるケースが多い。水上りは悪い花ではないので通常は水切りで良いが、水下がりが見られる場合は10秒程度湯揚げするとシッカリ上がる。水揚げ促進剤も効果がある。茎が細いので、促進剤を使用する場合は1秒以内にする。水揚げ後の管理
水上りは良いが、下がりやすい特徴がある。その為、生け水は切花栄養剤の使用をお薦めする。また、温度により日持ちが大きく変わるので、店頭では涼しい場所での陳列を心がける。10度から15度程度の冷蔵庫で保管するのが理想。

スズラン
花の特徴・水揚げのポイント
根付きの場合はそのまま水にいけるだけで良いが、切花の場合はそのまま水だけに活けても日持ちしない。水上りは良いので、空切り、水切りで良いが、生け水にブロボサス(クリザール社製)や球根用の切花栄養剤を使用すると日持ちする。さらに水揚げ時に6BA系のミストをかけると良い。水揚げ後の管理
スズランは切花にすると日持ちが悪くなる。それをカバーする為には、栄養を与える事と、その栄養をキチンと花に送る事が重要。6BA系の商品は花の細胞を活性化し、吸い上げる力が強くなる。その為、切花栄養剤の効果が出やすい。また、15度くらいで保管すると日持ちは良くなるので、陳列はキーパーなどが理想。


スターチス シニュアータ
花の特徴・水揚げのポイント
産地によっては前処理をしている。前処理により花落ちが防止され、カビ抑制、花持ち向上がされる。呼吸熱を出しやすい植物なので、産地での予冷は必須であるが、それがされてない産地だと葉の黄化やカビの発生が多く見られる。水上りは良いが乾式輸送が多いので湯揚げがおすすめ。葉は変色しやすくデザイン的にも使用する事は少ないの極力取り除く。水揚げ後の管理
水揚げ後は蒸散が激しいので風通しの良い所でシッカリ水揚げし、そのご店頭に出す。茎や花が湿ったまま保管すると悪臭を出す事があるので、扇風機などで風を送るなどして極力乾燥させると良い。切花栄養剤の効果が高いので、店頭でも花店用の切花栄養剤を使用するのがお薦め。

スターチス シネンシス
花の特徴・水揚げのポイント
産地によっては前処理をしている。前処理により花落ちが防止され、カビ抑制、花持ち向上がされる。呼吸熱を出しやすい植物なので、産地での予冷は必須であるが、それがされてない産地だと葉の黄化やカビの発生が多くなる。水上りは良いが、乾式輸送が多いので湯揚げがおすすめ。葉は変色しやすくデザイン的にも使用する事は少ないの極力取り除く。水揚げ後の管理
水揚げ後は蒸散が激しいので風通しの良い所でシッカリ水揚げし、そのご店頭に出す。茎や花が湿ったまま保管すると悪臭を出す事があるので、扇風機などで風を送るなどして極力乾燥させると良い。切花栄養剤の効果が高いので、店頭でも花店用の切花栄養剤を使用するのがお薦め。

スターチス ハイブリッド
花の特徴・水揚げのポイント
産地によっては前処理をしている。前処理により花落ちが防止され、カビ抑制、花持ち向上がされる。呼吸熱を出しやすい植物なので、産地での予冷は必須であるが、それがされてない産地だと葉の黄化やカビの発生が多くなる。水上りは良いが、乾式輸送が多いので湯揚げがおすすめ。葉は変色しやすくデザイン的にも使用する事は少ないの極力取り除く。水揚げ後の管理
水揚げ後は蒸散が激しいので風通しの良い所でシッカリ水揚げし、そのご店頭に出す。茎や花が湿ったまま保管すると悪臭を出す事があるので、扇風機などで風を送るなどして極力乾燥させると良い。切花栄養剤の効果が高いので、店頭でも花店用の切花栄養剤を使用するのがお薦め。

スターリンジア
花の特徴・水揚げのポイント
新聞紙に巻いて、切り戻しをした後、10秒程度湯揚げして水揚げ促進剤に1秒程度浸けてから深水にする。その際の水は切花栄養剤が良い。水揚げ後の管理
水がシッカリ上がったら、変色した部分は切り戻しをして陳列する。その際の水は切花栄養材か抗菌剤が良い。保管する際の温度は15度以上が良い。低すぎると水が下がる事がある。

ストック
花の特徴・水揚げのポイント
箱から出したときに、花蒸れを確認し、傷んだ部分は必ず水揚げ前に取る。横箱乾式輸送がおおいので、水揚げは湯揚げが良い。湯揚げ時間は30秒程度。湯揚げ出来ない環境の場合は水揚げ促進剤も効果がある。水揚げ後の管理
ストックは茎が傷みやすいので、切花栄養剤や抗菌剤の効果が非常に高い。さらに、6BA系のミストを吹きかけると、花持ちが非常に良くなる。5度程度の低温で保管も可能。


ストレリチア
花の特徴・水揚げのポイント
非常に水上りが良く、空切りで良い。花部分に6BA系のミストを吹きかけると鑑賞期間がのびる。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果は薄いが、6BA系のミストの効果が認められているので、水揚げ時に使用すると良い。バクテリアの影響は受けにくいが、ストレリチアなど茎のヌメリが気になる時期は、抗菌剤を使用するとヌメリはしにくくなる。低温には弱いので、15度以上の冷蔵庫で保管する。

スモークブッシュ
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多く、水上りは悪くないが下がりやすい特徴がある。水揚げは新聞などでくるみ、切り戻しをした後、10秒程度湯揚げする。その後すみやかに深水にする。水揚げ後の管理
水が非常に汚れやすいので、必ず抗菌剤を使用する。抗菌剤の効果は非常に高く、水下がり抑制にもなる。保管は15度程度の冷蔵庫がお薦め。


セダム
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いので、空切りで良い。水揚げ後の管理
茎がバクテリアに弱く、すぐに傷み始める事から、抗菌剤の使用が良い。切花栄養剤でも良いが、出来れば抗菌効果が高い、抗菌専用の商品がお薦め。保管温度は15度程度が良い。

セルリア
花の特徴・水揚げのポイント
新聞紙に巻いて、切り戻しをした後、10秒程度湯揚げして水揚げ促進剤に1秒程度浸けてから深水にする。その際の水は切花栄養剤が良い。水揚げ後の管理
水がシッカリ上がったら、変色した部分は切り戻しをして陳列する。その際の水は切花栄養材か抗菌剤が良い。保管する際の温度は15度以上が良い。低すぎると水が下がる事がある。

センニチコウ/セロシア
花の特徴・水揚げのポイント
ナデシコ目ヒユ科の植物で、ケイトウ、ハゲイトウ、センニチコウなどがある。乾式輸送が多く、特にセロシアやセンニチコウのオードリー系はステムも長く、水が上がりにくい品種があるので、その場合は湯揚げするとよい。ステムの短い品種は空切りで上がる。湯揚げの場合は20秒程度湯に浸けて、その後すみやかに水に浸ける。湯揚げが出来ない環境では、水揚げ促進剤に1秒程度浸けても良い。水揚げ後の管理
切花栄養剤を使用すると日持ちが伸びる。ただし、品種にもよるが、抗菌剤を使用した場合、茎が変色する事がある。特にケイトウは抗菌剤よりも切花栄養剤を使用した方が良い。保管温度は15度程度。低すぎると水下がりが起きる場合がある。

ソリダコ
花の特徴・水揚げのポイント
湿式輸送が増え、以前よりは品質が良くなったが、高温多湿の時期は蒸れにより葉傷みが起きやすい。水揚げは到着時の花の状態により変える。葉がシッカリしているようなら空切りで良いが、少し弱っている場合は湯揚げするとシッカリ上がる。その際、下葉は少し多めに取った方が上りは良い。切前が固い場合が多いので、店頭でも切花栄養剤を使用する。6BA系のミストを花と葉に吹きかけると更に良い。水揚げ後の管理
畑で開花したソリダゴは非常に綺麗だが、花店で綺麗に開花したソリダゴを見る事はあまりない。品種により切前を遅らせ開花しやすくしている物もあるが、水だけでは花持ちが悪く、やはり切花栄養剤を使用が必要となる。保管温度は5度程度の低温でも良い。呼吸熱を出しやすい花なので、箱のまま保管するのは良くない。必ず水揚げして保管するのが良い。

ソリダスター
花の特徴・水揚げのポイント
湿式輸送が多くなったが夏場の産地は乾式輸送も多い。空切りでも上がるが、お薦めは湯揚げ。湯揚げ時間は20秒から40秒程度。葉は変色しやすいので極力取り除く。水揚げ後の管理
蕾をたくさん持っているので、切花栄養剤を使用する。夏場は輸送中の呼吸熱で葉が傷みやすいので、水揚げ後も葉の傷みには注意が必要。冷蔵庫の保管温度は7度くらいまでのストッカーで問題ない。

た行
ダリア
花の特徴・水揚げのポイント
産地での前処理と輸送中の品質保持剤の使用、低温輸送で日持ちが大きく左右される。花店でも水揚げ時に6BA系のミスト商品を吹きかけることで更に日持ちが伸びる。水揚げは水切りが理想だが空切りでも構わない。茎に水分を多く含んでいるので湯揚げや焼くのは逆効果。水揚げ後の管理
糖を多く必要とするので、必ず切花栄養剤を使用する。陳列時の温度は低い方が日持ちするが、7度以下の低温は花弁に障害が出やすいのでキーパーなどの10度以上が適温。お客様にも切花栄養剤の使用をお薦めする。バラ用が特におすすめ。

チューリップ
花の特徴・水揚げのポイント
横箱で湿式輸送すると花首が曲がる(負の屈地性)ことから、乾式縦箱輸送されるケースが多い。数年前から産地での前処理が本格化され、葉の黄化を抑制し、首の伸びと曲りを抑制、そして花持ちが良くなった。水揚げは空切りで良い。水揚げ促進剤は障害が起きる事があるので使用しない。水揚げ後の管理
温度が高いと日持ちに大きく影響があるので、出来る限り低温で陳列する。冷蔵庫で保管する場合も5度程度の低温で良い。球根用の切花栄養剤を使用すると日持ちがのびる。
チョコレートコスモス
花の特徴・水揚げのポイント
水上りしにくく、水下がりしやすい花。新聞紙などで少しきつめに巻いて、茎の下の方を静かに引っ張り花首を真っすぐにする。その後切り戻しをして、5秒から10秒程度湯揚げし、素早く深水にする。出来れば水揚げ時から切花栄養剤を使用すると良い。水揚げ促進剤も効果があるが、浸ける時間は1秒以内にする。水揚げ後の管理
バクテリアや自らの樹液の影響で水下がりが起きるので、水替えと切戻しは少し早めに行う。その際の水も切花栄養剤が良い。陳列や保管は低温が理想だが、低すぎても良くないので、15度前後を目安にすると良い。

デルフィニウム
花の特徴・水揚げのポイント
スタンダードで花が大きいエラータム系、スプレータイプのシネンシス系、スタンダードの花が小さい栄養系などがある。いずれも水揚げは非常に良いので、空切りで良い。湿式輸送が多いが、エラータム系で乾式輸送する産地も有り、その場合は湯揚げするとシッカリ上がる。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果が高い花なので、店頭でも使用すると良い。特にシネンシス系は蕾の開花時に白くならず、発色が良くなる。水揚げ後花が散る場合があるが、それは水揚げが悪いのではなく、産地での前処理が不十分だったか、曇天が続き前処理剤がキチンと吸えなかった可能性がある。その場合はフィードバックする事が大切。保管温度は15度程度が良い。低すぎると花弁が弱り、アントシアンがでて赤っぽくなる。

トウガラシ
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いので、空切りでよい。水揚げ後の管理
実はカプサイシンが多く、抗菌効果が高いが、茎はバクテリアの影響を受けやすいので、抗菌剤を使用すると良い。花がついているケースは少ないので、糖分は必要なく、切花栄養剤を使用するよりは、抗菌剤を使用するのがお薦め。保管温度は5度程度の低めでも良い。

トウゴマ
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多いが、空切りでも問題なく上がる。輸送時間が長く葉に張りがない場合は20秒程度湯揚げするとよい。水揚げ後の管理
花を楽しむ植物ではないので、切花栄養剤は不要だが、茎がバクテリアの影響を受けやすいので、抗菌剤を使用する。保管温度は15度程度が良い。低すぎると葉に障害が出る事がある。

ドウダンツツジ
花の特徴・水揚げのポイント
葉が乾燥し一度チリチリになってしまうと戻らないため、ビニールなどで覆い茎を湿らせて輸送される。仕入れ後も葉の乾燥には注意が必要。水揚げは茎を切戻し、縦に割れ目を入れる。可能であれば十文字に入れるとさらに良い。水は深水にし葉の裏に水をかけて、水が上がるまではビニールなどでカバーすると良い。シッカリ水が上がればビニールは外し店頭に並べる。水揚げ後の管理
蒸散が多く、水の消費が多いので活け水の残量には注意が必要。糖入りの品質保持剤は必要ないので、抗菌剤を使用する。


トラノオ
花の特徴・水揚げのポイント
通常は空切りで良いが、輸送時間が長いと空切りでは水が上がらないケースがある、その場合は湯揚げがするとシッカリ上がる。下葉を処理して空切りし、10秒程度湯揚げして速やかに水に浸ける。水揚げ後の管理
小さな花を沢山浸ける花なので、花店でも切花栄養剤を使用すると消費者での花持ちが良くなる。販売時にも切花栄養剤を差し上げると良い。保管温度は15度以上が良い。

トリフォリウム
花の特徴・水揚げのポイント
センニチコウ(ストロベリーフィールド)に似た品種があるので間違いやすいが、マメ科しろつめぐさの仲間で、約300品種ほどある。水上りはあまりよくないので、湯揚げする。新聞紙などで包み、切り戻した後10秒程度湯に浸けてから速やかに深水に浸ける。湯揚げ出来ない場合は水揚げ促進剤に1秒程度浸けても良い。水揚げ後の管理
水が下がりやすい品種なので、切花栄養剤を使用する。無い場合は水替えは毎日行い、切り戻しを必ずする。保管温度は15度程度が良い。低すぎると水下がりが起きる。

トルコギキョウ
花の特徴・水揚げのポイント
エチレンの影響を受けやすい為、産地でSTS処理をすると花持ちが良くなるが、していない産地も多い。水上りは良いので空切り(折っても可)でよい。花粉にカビが発生しやすく虫の寄生も多いので、花の中をよく確認し変色していたら雄蕊や虫は取り除く。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果が高いので、店頭でも花店用の切花栄養剤を使用する。保管温度が低すぎると低温障害がおきて紫の花が赤っぽくなる。冷蔵庫での保管温度は10度以下にしないようにする。お客様にも必ず切花栄養剤をお薦めする。エチレンの影響を受けやすいので、果物やお線香の煙には気を付ける様にアドバイスをする。

な行
ナデシコ
花の特徴・水揚げのポイント
STSの前処理で格段に日持ちがのびるので、多くの産地では前処理をしているが、国内の一部ではされてない産地もあるようだ。 水上りは良い花なので空切りでも問題ないが、乾式輸送される場合が多く、シッカリと水揚げしたい場合は湯揚げや促進剤を使用するのがお薦め。湯揚げは20秒程度で良い。 リパックされた輸入品も、樹液により水が汚れている場合があるので、必ず切り戻しをして促進剤を使用するとより確実に上がる。水揚げ後の管理
栄養を与えると花が大きく色も良くなり、さらに花持ちが長くなるので店頭での陳列時にも花店用の切花栄養剤を使用する。陳列以外での保管温度は5度前後が理想。 お客様にもエチレンガスを出すお線香やたばこの煙、果物の近くは避け、切花栄養剤の使用をお薦めする。

は行
ハス(花)
花の特徴・水揚げのポイント
水揚げが難しく、水揚げポンプを使用する。水揚げポンプは生け花用として販売されている。使用する際は、持ち手側についている口を外し、噴射側に取り付けて水がストレートに出る様にセットし、切り口から強制的に水を押し込む。押し込んだ後、すぐに深水にする。ポンプが無い場合は、蛇口にホースを取り付けて水圧をかけるか、保水で使用する手で握るタイプのポンプを使用しても良い。茎に水を目いっぱい入れた後、デンファレなどで使用されているピックに水を一杯に入れ、それを押し込んで圧をかけると更に良い。葉も同じ作業をする。水揚げ後の管理
スイレンとは違い、葉の表面は水を弾き裏側から水分を吸収する。店頭で保管する場合は、切花栄養剤を極力深水にして、葉には裏側の水分を意識する。ビニールなどで湿度を保つと良い。花は開花してから数日で散る為、花の日持ちは延長出来ない。保管は10度前後の低温が良い。


ハナナ
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いので、空切りでも上がるが、蕾が固く輸送時間が長い場合は湯揚げするとシッカリ上がる。アブラナ科は茎が腐れやすいので、湯揚げした場合は変色した部分は切戻してから陳列する。湯揚げ時間は20秒から30秒程度。水揚げ後の管理
切花栄養剤を使用すると開花が日数が延長する。茎が腐敗しやすいので、切花栄養剤と抗菌剤を併用すると良い。低温に強く、5度程度の冷蔵庫で保管できるが、花が開花している場合は10度くらいが良い。葉の黄化がしやすいが、葉に6BA系のミストを吹きかけると若干抑制される。

ハボタン
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いので、空切りでも上がるが、葉に張りがない場合は湯揚げするとシッカリ上がる。アブラナ科は茎が腐れやすいので、湯揚げした場合は変色した部分は切戻してから陳列する。湯揚げ時間は20秒から30秒程度。水揚げ後の管理
葉のみなので、切花栄養剤は必要ない。抗菌剤を使用すると茎が傷まず水も汚れないので非常に日持ちが延長する。葉に6BA系のミストを吹きかけると黄化を若干抑制できる。

バラ スタンダード
花の特徴・水揚げのポイント
ほとんどの産地で前処理として抗菌処理を行っている。その後抗菌剤入りの湿式輸送で店頭まで届く。状態の良い場合は空切りや促進剤などの水揚げで問題ないが、シッカリ水揚げする場合は湯揚げや焼揚げがお薦め。湯揚げ時間は20秒から40秒で良い。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果が高いので、店頭では花店用の切花栄養剤を使用する。バラ専用の商品もあるのでそれを使うと更に良い。バラはベントネック(花首が下がる状態)になりやすいが、その原因は自分の樹液とバクテリアによる影響であることがわかっている。それを防ぐ為にも切花栄養剤や抗菌剤といった品質保持剤の使用は必須となる。また、糖を与える事で花が大きく綺麗に開花するので、お客様にも必ず切花栄養剤の使用をお薦めする。保管温度は5度前後と低くても問題ない。

バラ スプレイ
花の特徴・水揚げのポイント
ほとんどの産地で前処理として抗菌処理を行っている。その後抗菌剤入りの湿式輸送で店頭まで届く。状態の良い場合は空切りや促進剤などの水揚げで問題ないが、シッカリ水揚げする場合は湯揚げや焼揚げがお薦め。湯揚げ時間は20秒から40秒で良い。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果が高いので、店頭では花店用の切花栄養剤を使用する。バラ専用の商品もあるのでそれを使うと更に良い。バラはベントネック(花首が下がる状態)になりやすいが、その原因は自分の樹液とバクテリアによる影響であることがわかっている。それを防ぐ為にも切花栄養剤や抗菌剤といった品質保持剤の使用は必須となる。また、糖を与える事で花が大きく綺麗に開花するので、お客様にも必ず切花栄養剤の使用をお薦めする。保管温度は5度前後と低くても問題ない。

バンクシア
花の特徴・水揚げのポイント
比較的日持ちが長く水揚げも安易である。水揚げは空切りで良い。ただし茎が傷みやすいので、抗菌剤を使用する。水揚げ後の管理
水につからない時間が長いと葉が黒くなりやすいので、仕入れ時に葉の状態をよく見る。黒くなりかけた葉は治らないので、早めに取り除く。活け水は抗菌剤がお薦め。もちろん切花栄養剤でも良い。葉に6BA系のミストを吹きかけると葉の日持ちが良くなる。

ヒアシンス
花の特徴・水揚げのポイント
水上がりは良いので、特に薬剤を使用する必要も無く、空切りで良い。茎の下の方に栄養を蓄えているので、切り戻しは短めにする。糖濃度が濃すぎると開花が早まったり葉の黄化が出たりするので、消費者用ではなく花店用の切花栄養剤を使用する。水揚げ後の管理
温度に敏感で、室温が高いと茎がのび、花の開花も早まる為、陳列は出来るだけ涼しい場所を選ぶ。低温には強いので、保管する有場合は5度程度の冷蔵庫で良い。
ヒオウギ
花の特徴・水揚げのポイント
アヤメ科の単子葉類なので、水上りは非常に良く、空切りで良い。水揚げ後の管理
単子葉類球根用の切花栄養剤を使用すると日持ちがのびる。保管は15度程度の冷蔵庫が良い。
ビバーナム
花の特徴・水揚げのポイント
国産、輸入ともにピック輸送がメインとなり、品質の良い花が多く出回るようになった。まれにピック内の水が汚れていたり、水が無かったりするケースもあるが、その場合は切り戻しを長めにする。水揚げは古来からのミョウバンを使う花店もおおいが、実は非常に効果が高い。ミョウバンは抗菌剤でもあり、水揚げ促進効果もある。切り戻しはナイフで斜めにカットして中の綿を取るとよりベスト。さらに表皮の皮を剥くと更に良い。水揚げ後の管理
水下がりしやすい花なので、切花栄養剤の使用は必須。保管温度は10度程度にする。


ヒペリカム
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いので通常は空切りで良いが、乾式輸送や国産で茎が長い物は湯揚げするとシッカリ上がる。時期により葉傷みする場有りがあるので、水揚げ時に葉の整理を行う。水揚げ後の管理
実物ではあるが切花栄養剤の効果が認められている。輸入される湿式輸送の物はすでに切花栄養剤を使用しているが、花店での陳列時にも切花栄養剤の使用をお薦めする。保管温度は10度前後がお薦め。燻蒸(輸入時の殺虫処理)されると実が黒くなりやすい。

ヒマワリ
花の特徴・水揚げのポイント
近年の品種はほとんどが小輪系で、元々は水や栄養を控えた栽培方法であった。品種改良により今は通常の栽培でも小輪系となる。水上りは良く空切りで良い。在来種は花が大きく水上りが良くない。その場合、葉は極力取り除き、湯揚げして深水にする。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果が高いので、店頭でも使用する。特に夏場は茎の腐敗が早いので、切花栄養剤と抗菌剤の併用も良い。保管は10度前後の冷蔵庫が良いが、低すぎると花弁の水下がりが起きやすくなる。

ヒメヒマワリ/ルドベキア
花の特徴・水揚げのポイント
同じキク科であるが、属名は違う。しかし水揚げ方法はどちらも同じと考えて良い。水上りは良い花なので乾式輸送が多い。しかし近年は転送がおおいので、花店に到着時水下がりが激しい事も多い。その為湯揚げした方がシッカリと上がる。下葉を処理し、切り戻しした後、20秒程度湯揚げする。水揚げ後の管理
基本的にはヒマワリと同じ扱いで良いが、スプレータイプで蕾が多く、水が下がりやすい。その為切花栄養剤は必須と考えるべき。水下がりしにくくなり、蕾の開花も高くなる。保管温度は10度前後。低すぎると蕾の枝が水下がりしやすくなる。

ピンクッション
花の特徴・水揚げのポイント
ヤマモガシ科の植物の特徴として、花弁を楽しむのではなく、シベや苞葉を鑑賞するところにある。その為通常の切花とちがい、比較的日持ちが長く水揚げも安易である。水揚げは空切りで良い。ただし茎が傷みやすいので、抗菌剤を使用する。水揚げ後の管理
水につからない時間が長いと葉が黒くなりやすいので、仕入れ時に葉の状態をよく見る。黒くなりかけた葉は治らないので、早めに取り除く。活け水は抗菌剤がお薦め。もちろん切花栄養剤でも良い。

ファレノプシス
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いが時期により水が下がりやすい事があるので、ケースバイケースで水揚げも変える。通常はナイフなどで斜めに切り戻し、促進剤に浸け、切花絵溶剤に深水する。出来ればぬるま湯が良い。水下がりしやすい時期は、ナイフで斜めに切った後、促進剤に浸け、さらに抗菌剤入りのぬるま湯に花ごと(花も水の中に沈める)浸ける。その後は切花栄養剤、もしくわ抗菌剤に活ける。水揚げ後の管理
雨季の時期になると水の吸い上げが悪くなり水下がりしやすくなるので、水揚げ方法を変えたり、活け水を抗菌剤にする。胡蝶蘭は酸性の水だと水上りが良くなるので、水が賛成になる抗菌剤の使用がお薦め。また、エチレンの影響を受ける為、産地では1MCP(エチレンの影響を受けにくくする)処理を行うことが多い。花店でもエチレンの影響を意識して管理する。保管温度は15度程度が良い。

フィリカ
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いので、空切りで良い。乾式で輸入されるものが多く、葉が落ちるものはすでに弱っているので、仕入れ時に確認する。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果はあまり見られないが、使用する事で水の汚れはしにくくなる。乾燥すると葉落ちが早まるので、葉に霧吹きなどで保水すると良い。
フウセントウワタ
花の特徴・水揚げのポイント
実を鑑賞する植物。切戻すと白い樹液が出るが、空切りだと導管をふさぐため水下がりしやすくなる。焼揚げや湯揚げすることで細胞が弱り樹液が出にくくなるので、水上りも良く、水下がりもしにくくなる。空切り後、茎が真黒になるまでシッカリ焼いて速やかに水に活ける。湯揚げの場合は30秒程度シッカリと樹液が出なくなるまでつけて、水に活ける。水揚げ後の管理
花が終わった後に出荷される事があ多いので、切花栄養剤は必要ない。抗菌剤を使うことで、水下がりしにくくなり、日持ちがのびる。15度程度の冷蔵庫で保管できるが、低すぎると葉の黄化が早まるので注意。


ブバルディア
花の特徴・水揚げのポイント
エチレンの影響を大きく受ける為、産地では必ずエチレン阻害剤の処理をしている。水上りは良いが、非常に水が下がりやすい為、水揚げ時の処理が重要。ブバルディアは自分の樹液で水が下がりやすいので、焼揚げや湯揚げして、細胞を弱らせることが重要。その後必ず切花栄養剤を使用する。水揚げ後の管理
切花栄養剤は植物体内の水の動きを良くする効果もあるので、水下がりしやすい花にはとても効果がある。水だけではブバルディアは水下がりしやすい。たとえ切花栄養剤を使用しても、水が汚れてきたら必ず水替えと切戻しをする。その際の水も切花栄養剤を使用する。15度程度の冷蔵庫の保管が可能だが、低すぎると水が下がりやすくなる。


ブプレウルム
花の特徴・水揚げのポイント
出回り始めは比較的水が上がりにくいが、最盛期の時期は比較的水上りは良くなる。水揚げは湯揚げがもっとも良く、代用として水揚げ促進剤の使用も良い。下葉は少し多めに取り、湯揚げは空切り後20秒程度。促進剤は1秒から2秒程度浸けてすみやかに水に活ける。水揚げ後の管理
バクテリアの影響を受けやすく、自分の樹液の影響も受ける事から、抗菌剤を使用すると良い。廃液で水が汚れやすく、それが原因で水下がりが起きる。活け水が汚れたら切戻しと水替えをする。抗菌剤を使用しても水が汚れる場合は廃液の場合が多く、その場合は水替えがもっとも良い。保管温度は15度程度が良い。


フリージア
花の特徴・水揚げのポイント
ほとんどが乾式輸送だが、水上りは非常に良いので、特別な方法は必要なく、空切りで良い。その際の切戻しはあまり長くせず、1cm以下にする。水揚げ後の管理
バクテリアにも強く、糖を与えても日持ちはそれほど変わらない事から、フリージアに関しては水だけでも良い。ただし、球根専用の切花栄養剤を使用すると花持ちは良くなり、葉の黄化もしにくくなるようだ。
ブルニア
花の特徴・水揚げのポイント
球体に見える部分は実ではなく蕾で、その後白い花が咲く。水上りは非常に良く、空切りで良い。水揚げ後の管理
管理は特に必要なく非常に扱いやすいが、茎が腐敗しやすいので抗菌剤を使用すると良い。保管温度は15度以上がお薦め。

プロテア
花の特徴・水揚げのポイント
比較的日持ちが長く水揚げも安易である。水揚げは空切りで良い。ただし茎が傷みやすいので、抗菌剤を使用する。水揚げ後の管理
水につからない時間が長いと葉が黒くなりやすいので、仕入れ時に葉の状態をよく見る。黒くなりかけた葉は治らないので、早めに取り除く。活け水は抗菌剤がお薦め。もちろん切花栄養剤でも良い。葉に6BA系のミストを吹きかけると葉の日持ちが良くなる。

ベニバナ
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多く、蕾が多いと水下がりが多い場合がある。その為湯揚げが良い。切戻した後、20秒程度湯揚げして速やかに水に活ける。蕾が多い場合がほとんどなので、切花栄養剤を使用する。水揚げ後の管理
店頭でも切花栄養剤を使用する事で開花した花の日持ちが延長し、さらに蕾の開花率も高くなる。葉の黄化がしやすいので、水揚げ後に6BA系のミストを吹きかけると良い。保管は15度程度の冷蔵庫が良い。低すぎると葉が黄化し蕾の茎が水下がりしやすくなる。

ヘリコニア
花の特徴・水揚げのポイント
非常に水上りが良く、空切りで良い。花部分に6BA系のミストを吹きかけると鑑賞期間がのびる。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果は薄いが、6BA系のミストの効果が認められているので、水揚げ時に使用すると良い。バクテリアの影響は受けにくいが、ストレリチアなど茎のヌメリが気になる時期は、抗菌剤を使用するとヌメリはしにくくなる。低温には弱いので、15度以上の冷蔵庫で保管する。

ベロニカ
花の特徴・水揚げのポイント
通常は空切りで良いが、輸送時間が長いと空切りでは水が上がらないケースがある、その場合は湯揚げがするとシッカリ上がる。下葉を処理して空切りし、10秒程度湯揚げして速やかに水に浸ける。水揚げ後の管理
小さな花を沢山浸ける花なので、花店でも切花栄養剤を使用すると消費者での花持ちが良くなる。販売時にも切花栄養剤を差し上げると良い。保管温度は15度以上が良い。

ホオズキ
花の特徴・水揚げのポイント
すべての実をオレンジ色にする為に、産地ではエスレル処理(エチレンに似たホルモン剤)を行う。輸送は乾式がおおいので、葉までシッカリ上げたい場合は湯揚げをして、促進剤に数秒つけた後抗菌材入りの水に深水すると良い。水揚げ後の管理
水が上がったら実に水が付かないように水量を調節する。樹液により水が汚れやすく、水が下がりやすいので抗菌剤の使用がお薦め。保管温度は7度くらいまでを目安にする。低すぎると葉が水下がりしやすくなる。


ホトトギス
花の特徴・水揚げのポイント
ユリ科の植物で、水上りは良い。乾式輸送が多いが、通常は空切りで良い。水下がりが激しいようなら、湯揚げや水揚げ促進剤を使用する。水揚げ後の管理
バクテリアの影響も受けにくく、比較的管理しやすい花だが、花自体の開花は長くない。切花栄養剤を使用しても日持ちにそれほど変化は見られないので、2日毎に水替えをする程度で良い。

ポピー
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多いが、水上りは非常に良いので、通常は空切りで良い。輸送時間が長く、水下がりがひどい時は水揚げ促進剤の使用も効果が高い。ただし薬害が出やすいので、促進剤に浸ける時間は1秒以内にする。水揚げ後の管理
室温により日持ちが大きく変わるので、店頭での陳列はなるべく温度が低い所にする。冷蔵庫があれば10度~15度設定が理想。水上りは良いが、水が下がりやすいのがポピーの特徴。店頭でも切花栄養剤を使用する。少し深水にするとさらに良い。

ボロニア
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いので、空切りで良い。乾式で輸入されるものが多く、葉が落ちるものはすでに弱っているので、仕入れ時に確認する。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果はあまり見られないが、使用する事で水の汚れはしにくくなる。乾燥すると葉落ちが早まるので、葉に霧吹きなどで保水すると良い。
ホワイトレース
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良い花なので、通常は水切り、空切りで良い。出回り始めは水上りが悪いので、湯揚げや水揚げ促進剤を使用するとシッカリ上がる。湯揚げの場合は切り戻し後、5秒程度。促進剤は1秒程度浸けてから速やかに水に活ける。水揚げ後の管理
比較的花持ちは良い。切花栄養剤を使用すると水下がりしにくくなり、日持ちも延長する。低温ほど持ちが良くなる。5度程度の冷蔵庫でも保管が可能。

ま行
マーガレット
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは悪くないが、水が下がりやすい花。特にマーガレットは葉を残し過ぎると水下がりしやすいので、水揚げ時に葉は少し多めに取る。水揚げは湯揚げがもっとも効果が高い。湯揚げ出来ない場合は水揚げ促進剤を使用すると良い。湯揚げは20秒程度。促進剤は1秒~2秒程度浸ける。水揚げ後の管理
自分の廃液により水が下がりやすくなる。切花栄養剤を使用し、水が汚れたら早めに切り戻しと水替えをする。バクテリアの影響も受けるが、樹液の影響も大きい事から、切花栄養剤を使用しても、3日くらいで水替えは必要。保管温度は15度前後が良い。葉に6BA系のミストをかけると葉の黄化が少し抑制される。


マトリカリア
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは悪くないが、水が下がりやすい花。葉が比較的弱く、黄化しやすいので、下葉は多めに取る。水揚げは湯揚げがもっとも効果が高い。湯揚げ出来ない場合は水揚げ促進剤を使用すると良い。湯揚げは20秒程度。促進剤は1秒~2秒程度浸ける。水揚げ後の管理
自分の廃液により水が下がりやすくなる。切花栄養剤を使用し、水が汚れたら早めに切り戻しと水替えをする。バクテリアの影響も受けるが、樹液の影響も大きい事から、切花栄養剤を使用しても、3日くらいで水替えは必要。保管温度は15度前後が良い。葉に6BA系のミストをかけると葉の黄化が少し抑制される。


マリーゴールド
花の特徴・水揚げのポイント
切花用の茎が長い品種が増えてきている。品種改良されているため、水上りは良いが、茎が長い為、水が下がりやすい場合もある。空切り後、20秒程度湯揚げして、切花栄養剤に浸けるとシッカリと上がり、水下がりもしにくくなる。水揚げ後の管理
バクテリアの影響を受けやすく、茎も傷みやすいので、切花栄養剤を使用するか、抗菌剤を使用する。低温には比較的強いが、低すぎると蕾の枝が水下がりしやすいので、15度程度の冷蔵庫で保管すると良い。

ミヤコワスレ
花の特徴・水揚げのポイント
乾式輸送が多く、水下がりが激しい場合には湯揚げするとシッカリ上がる。湯揚げ時間は5秒程度で良い。状態が良い場合は水切りでも良い。薬害が出やすいので水揚げ促進剤は控える。水揚げ後の管理
日持ちは良い花だが、切花栄養剤を使うと更に長く咲く。保管温度は7度程度の低めでも良い。
モカラ・バンダ類
花の特徴・水揚げのポイント
モカラに比べてバンダは水上りが悪く、シッカリ上げるにはひと手間が必要。どちらも空切り後、水揚げ促進剤に1秒程度浸け、その後すみやかに抗菌剤入りの水に浸ける。バンダはその際に、大きめの容器に花ごと水に浸けると良い。その際の水は抗菌剤入りのぬるま湯が良い。水揚げ後の管理
水が上がった後は、6BA系のミストををかけて切花栄養剤入りの水に活ける。低すぎる温度には弱いので、15度以上の冷蔵庫で保管すると日持ちが延長する。

モルセラ
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いので、通常は空切りで良いが、輸送時間が長く乾式輸送されていた場合は、10秒程度湯揚げするとシッカリ上がる。湯揚げした場合は茎が変色し傷みやすいので、陳列する際は変色した部分は切り戻しする。水揚げ後の管理
店頭でも切花栄養剤を使用すると日持ちは延長する。6BA系のミストを吹きかけると更に良い。低温には弱いので、15度以上の冷蔵庫で管理すると良い。

や行
ヤグルマギク
花の特徴・水揚げのポイント
矢車草とは別の科なので混同しない事。セントレア系やイエローサルタンなど種類は多いが、輸送状態が良い場合は空切りで良いが、輸送時間が長く乾式輸送されていた場合は、20秒程度湯揚げするとシッカリ上がる。湯揚げした場合は茎が変色し傷みやすいので、陳列する際は変色した部分は切り戻しする。水揚げ後の管理
茎がバクテリアの影響を受けやすいので、切花栄養剤を使用すると良い。鑑賞日数も伸びる。比較的低温には強いが、15度前後の冷蔵庫で保管すると良い。

ユーカリ
花の特徴・水揚げのポイント
国内での栽培も非常に増えているが、産地での処理などがまだ確立されていない為、無処理で乾式輸送される事が多い。通常は空切りで良いが新芽が柔らかい場合は湯揚げすると水上り率が高まる。促進剤は葉に薬害が出る場合があるので注意が必要。水揚げ後の管理
糖は必要ないので水揚げ後は抗菌剤の使用がお薦め。葉にBA剤を噴霧すると品種により日持ちが伸びる。保管温度は品種により変わるが、低すぎると水下がりが起きるので10度以上がお薦め。

ユーチャリス/ジャスミン/プルメリア
花の特徴・水揚げのポイント
ブライダルで使用する場合は花のみなので、茎も短くされてパックに入った状態で流通される。乾燥に非常に弱いため、入荷したら茎を切り戻しをし、ステムティシュなどに多めに保水して保管する。エコゼリーがある場合は、それに切り口をつけると更に良い。水揚げ後の管理
保管する場合もパックを利用すると良い。保管温度は15度程度の冷蔵庫が良い。
ユウギリソウ
花の特徴・水揚げのポイント
最近はパウダー系などのほか、トラチリューム ジェイドグリーンなど、種類や花形も色々ある。キキョウ科の植物で、水上りはキキョウよりも良いが、湯揚げすると樹液の影響も受けにくくなるので、水が下がりにくくなる。湯揚げ時間は10秒程度で良い。水揚げ後の管理
お店でも切花栄養剤を使用すると、鑑賞日数がのびる。保管は15度以上がお薦め。

ユリ LA
花の特徴・水揚げのポイント
最近は産地でもユリ用の品質保持剤を使用するケースも増えてきたが、多くの産地では無処理が多い。水上りはすこぶる良い植物なので、空切りで問題なく上がる。グロリオサなど水下がりが目立つ場合は湯揚げするとシッカリ上がる。促進剤はユリにはあまりお勧め出来ないので使用は控える。水揚げ後の管理
ユリはバクテリアの影響も受けにくく、栄養剤の効果もそれほど高くないので、店頭では水のみで問題ない。ただしユリ専用の切花栄養剤があり、これを使用すると蕾の開花率が高くなり、開花した花の日持ちも伸びる事から使用する花店も増え始めている。保管温度は10度以上がお薦め。低すぎると葉が黄化したり花がきちんと咲かなくなるケースがある。
ユリ アジアティック
花の特徴・水揚げのポイント
最近は産地でもユリ用の品質保持剤を使用するケースも増えてきたが、多くの産地では無処理が多い。水上りはすこぶる良い植物なので、空切りで問題なく上がる。グロリオサなど水下がりが目立つ場合は湯揚げするとシッカリ上がる。促進剤はユリにはあまりお勧め出来ないので使用は控える。水揚げ後の管理
ユリはバクテリアの影響も受けにくく、栄養剤の効果もそれほど高くないので、店頭では水のみで問題ない。ただしユリ専用の切花栄養剤があり、これを使用すると蕾の開花率が高くなり、開花した花の日持ちも伸びる事から使用する花店も増え始めている。保管温度は10度以上がお薦め。低すぎると葉が黄化したり花がきちんと咲かなくなるケースがある。
ユリ オリエンタル
花の特徴・水揚げのポイント
最近は産地でもユリ用の品質保持剤を使用するケースも増えてきたが、多くの産地では無処理が多い。水上りはすこぶる良い植物なので、空切りで問題なく上がる。グロリオサなど水下がりが目立つ場合は湯揚げするとシッカリ上がる。促進剤はユリにはあまりお勧め出来ないので使用は控える。水揚げ後の管理
ユリはバクテリアの影響も受けにくく、栄養剤の効果もそれほど高くないので、店頭では水のみで問題ない。ただしユリ専用の切花栄養剤があり、これを使用すると蕾の開花率が高くなり、開花した花の日持ちも伸びる事から使用する花店も増え始めている。保管温度は10度以上がお薦め。低すぎると葉が黄化したり花がきちんと咲かなくなるケースがある。
ユリ テッポウユリ
花の特徴・水揚げのポイント
最近は産地でもユリ用の品質保持剤を使用するケースも増えてきたが、多くの産地では無処理が多い。水上りはすこぶる良い植物なので、空切りで問題なく上がる。グロリオサなど水下がりが目立つ場合は湯揚げするとシッカリ上がる。促進剤はユリにはあまりお勧め出来ないので使用は控える。水揚げ後の管理
ユリはバクテリアの影響も受けにくく、栄養剤の効果もそれほど高くないので、店頭では水のみで問題ない。ただしユリ専用の切花栄養剤があり、これを使用すると蕾の開花率が高くなり、開花した花の日持ちも伸びる事から使用する花店も増え始めている。保管温度は10度以上がお薦め。低すぎると葉が黄化したり花がきちんと咲かなくなるケースがある。
ら行
ライラック
花の特徴・水揚げのポイント
国産の場合は太い枝で入荷する場合もあるが、その場合は極力深めに十文字に割りを入れる。更に表皮を剥くと良い。輸入の場合は専用の切花栄養剤が付属してくるが、効果が高いので必ず使う事。ライラックは小さな花が沢山ついているので、糖を必要とする。水揚げ時から切花栄養剤は必ず使うようにする。冷たい水よりもぬるま湯の方が水上りは良いので、事前に水を張っておき、室温にした水を使用すると良い。水揚げ後の管理
国産の場合、水下がりしやすい品種もある。水揚げ後は深水にして、あまり風を当てないようにする。店頭でも切花栄養剤を使用すると水下がりしにくくなる。保管温度は15度程度が良い。


ラナンキュラス
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いので、空切りで良い。品種や産地により茎が折れやすい場合があるので、少し長めの容器を使用して、水が上がるまでは、新聞紙などで包んでおくと良い。水揚げ後の管理
切花栄養材の効果はそれほど高くないが、使用する事で茎が少し固くなるなどの効果もある事から、店頭でも使用すると良い。糖が濃すぎると葉の黄化が出る事もあるので、花店用の切花栄養材がお薦め。
リアトリス
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは非常に良いので、空切りで良い。水につかる部分の葉は取る。水揚げ後の管理
茎が腐敗しやすいので、水につかる部分の葉はキチンと取り除き、切花栄養剤を使用する。抗菌剤との併用も良い。5度程度の低温でも保管可能。
リューカデンドロ
花の特徴・水揚げのポイント
ヤマモガシ科の植物の特徴として、花弁を楽しむのではなく、シベや苞葉を鑑賞するところにある。その為通常の切花とちがい、比較的日持ちが長く水揚げも安易である。水揚げは空切りで良い。ただし茎が傷みやすいので、抗菌剤を使用する。水揚げ後の管理
水につからない時間が長いと葉が黒くなりやすいので、仕入れ時に葉の状態をよく見る。黒くなりかけた葉は治らないので、早めに取り除く。活け水は抗菌剤がお薦め。もちろん切花栄養剤でも良い。

リンドウ
花の特徴・水揚げのポイント
エチレンの影響を受けやすい花なので、産地で前処理をすると花持ちが良くなる事から、STS処理する産地も増えている。水上りは良い花なので、空切り(折っても可)でじゅうぶん水は上がる。変色した花は受粉して花が終わっている可能性もあるので必ず取り除く。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果が高いので、店頭でも花店用の切花栄養剤を使用する。保管温度が低すぎると花色が悪くなったり日持ちが悪くなるので、保管温度は10度以下にしないようにする。また、箱のまま保管すると呼吸熱で温度が上昇し蒸れや葉の黄化が進むので、水揚げして水を飲ませて保管する方が品質は良い。お客様にも必ず切花栄養剤をお薦めする。エチレンの影響を受けやすいので、果物やお線香の煙には気を付ける様にアドバイスをする。

ルドベキア/ヒメヒマワリ
花の特徴・水揚げのポイント
同じキク科であるが、属名は違う。しかし水揚げ方法はどちらも同じと考えて良い。水上りは良い花なので乾式輸送が多い。しかし近年は転送がおおいので、花店に到着時水下がりが激しい事も多い。その為湯揚げした方がシッカリと上がる。下葉を処理し、切り戻しした後、20秒程度湯揚げする。水揚げ後の管理
基本的にはヒマワリと同じ扱いで良いが、スプレータイプで蕾が多く、水が下がりやすい。その為切花栄養剤は必須と考えるべき。水下がりしにくくなり、蕾の開花も高くなる。保管温度は10度前後。低すぎると蕾の枝が水下がりしやすくなる。

ローゼル
花の特徴・水揚げのポイント
花は日持ちしない為、実の状態で流通される。ジャムやティーに使用されるが、切花としても最近は人気。水揚げは良いので、空切りで良い。水揚げ後の管理
花ではなく実として鑑賞するので切花栄養材も使用する必要はないが、抗菌剤を使用すると茎の腐敗もしにくく鑑賞日数は伸びる。
ローダンセ
花の特徴・水揚げのポイント
新聞紙に巻いて、切り戻しをした後、10秒程度湯揚げして水揚げ促進剤に1秒程度浸けてから深水にする。その際の水は切花栄養剤が良い。水揚げ後の管理
水がシッカリ上がったら、変色した部分は切り戻しをして陳列する。その際の水は切花栄養材か抗菌剤が良い。保管する際の温度は15度以上が良い。低すぎると水が下がる事がある。

わ行
ワックスフラワー
花の特徴・水揚げのポイント
水上りは良いので、空切りで良い。乾式で輸入されるものが多く、葉が落ちるものはすでに弱っているので、仕入れ時に確認する。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果はあまり見られないが、使用する事で水の汚れはしにくくなる。乾燥すると葉落ちが早まるので、葉に霧吹きなどで保水すると良い。
ワレモコウ
花の特徴・水揚げのポイント
空切りでも水は上がるが、乾式輸送で輸送時間が長い場合などは10秒程度湯揚げするとシッカリ上がる。水揚げ後の管理
切花栄養剤の効果はあまり見られないが、使用する事で水下がりしにくくなるので、店頭では花店用の切花栄養剤を使用すると良い。










